OVERVIEW

動物愛護管理法

動物を飼うことは、動物の命を預かることです。飼い主は、動物が健康で快適に暮らせるようにするとともに、社会や近隣に迷惑を及ぼさないようにする責任があります。
人と動物が共に生きていける社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。


飼い主の義務を熟知しよう 

意外に知られていない、怠慢な飼い主の無責任な不適切な飼育の現実。

飼い主の義務「狂犬病予防法」「動物愛護法」「地域の条例」などで定められている飼い主の義務があります。

各都道府県・市町村等の地域で「犬取締り条例」なる条例があるのをご存知ですか?条例により定められた適正飼育を守り、犬や猫も地域住民の一員となれるようにしましょう。

本来ならば、ペットショップなどで購入時にこれらの「義務」について学ばなければいけない筈が、売買優先になってしまい「権利」ばかりを主張し、「義務」を怠る無責任な飼い主が増えています。

動物好きな人ばかりではありません。私達が大好きな犬猫が人々に愛されるためにも彼らが社会的に認められるためにも飼い主の義務とマナーを守りましょう。

ペットの飼い主さんに関係するところでは、「動物の所有者」は適正飼育、終生飼養、みだりな繁殖の防止、迷子・逸走防止、所有者の明示など、動物の適正な取り扱いに努めなければならない、と規定されています。

また、この法律で定められたルールを破った場合、最高で2年以下の懲役、または200万円以下の罰金が科せられる罰則なども盛り込まれています。


これからペットを飼う方へ

ペットを飼うことは、その一生に責任をもつことです。ペットを飼う前に、ほんとうに飼い続けられるか、家族みんなで話し合いましょう。

そして、飼うことを決めたら、どこから手に入れるかよく考えましょう。方法としては、ペットショップやブリーダーから購入するほか、動物保護施設で、飼えなくなったり飼い主不明で保護されたペットを譲渡もあります。

購入する場合は、無計画に繁殖し、飼いきれないほどの数になってしまわないように、不妊去勢手術をしましょう。自分が飼うことができる犬の大きさや数、犬の生態や犬種の性質などを学び、動物にあった飼育環境を整えられるのかよく考えて、動物愛護法、狂犬病予防法、適正飼育、終生飼育などについても分からないことは良く確認をして、最後まで飼い主の責任を持って飼ってください。



これらについて具体的な様々な例を挙げながら思うこと、感じること、伝えたいこと、考えていきたいと思います。