常日頃から… 意識と知識

‪犬と暮らす人

私たち人間の暮らしに彼らを迎える「犬と暮らす」ことを選んだ皆様は、犬たちの一生の大半の時間を過ごすこととなる私たちの家庭環境、家のなかでの生活を大切な共有のスペースとして、犬という彼らを知り、犬という彼らを思い、楽しい暮らしがしやすいように安全にも気遣い、家具の配置から出来るだけの改善や工夫をする愛情と意識を持つように普段から生活していらっしゃると思います。

これにより、犬も皆様も最大限に安全で安心に暮らしができて、最低限の悲しい事故なども防げているだろうと思っていますが、どうでしょうか?

我が家にも「人間が少し不便なくらいが丁度いいのよ」という家訓があるくらい(笑)ついつい面倒くさいと思うようなことは「彼らのために」些細なことほど手間を惜しまず目配り気配りできるように心がけるようにしていますが、このような気持ちを「癖づけ」てしまうと、自分に甘い人間のだめなところ、気の緩みなどを防ぐこともできるようになるんだなぁと思ったりもします。私の場合、犬と暮らせてることはプラスでしかなく、だらしない人間にならないでいられてる?ような一面も…(苦笑)

迷子の理由などにも見かける「庭に出して目を離した一瞬のうちに居なくなった」という一瞬の前に室内に呼び戻したり、ついついウッカリといった扉の開け閉めや戸締りにありがちな「脱走」なども防げたり。食事は食べ終われば片付けて、キッチンやテーブルには食べ物を起きっぱなしにしないこと。留守中のことも考えて、ゴミ箱もパントリーの扉の向こうに収納できるようにしたりしています。

困ったことといえば、ダックス特有の犬の習性でもある床掘りガリガリくらいで(笑)これも遊び方などにより次第に減りますし、ストレスからのカーミングシグナルとなっている場合の方が問題には感じてしまうものですよね…。

たまに耳にする話題で思うのは、留守中の過度のイタズラや盗み食いなど、何かが起きたときに犬を酷く叱る飼い主側の問題です。叱ってやめてくれるなら簡単なのですが、私たち側の失敗だと考えます。もちろん「ダメ」といった注意は悪いことを教えてあげるために大切にしていますが、褒められ好きの好奇心の強い犬と暮らしているのだから犬を叱ることで改善することは正しい方法や躾けだとは思わないですね。

それよりも、取り返しのつかないことにならない為に原因となりそうな可能性を想像して排除することに努力した方が気持ちのいい生活ができると思いませんか、、(´▽`  )

これは工夫という点の話なのですが、お手伝いに行かせていただいてる高齢者の皆様のお家で以前にこんなことがありました。犬が盗み食いをするということと、お爺さんの物忘れのご相談でした。物忘れの相談には私にチカラになれるかどうかは分からなかったのですが… 先ずは盗み食いですね!

盗み食いは「出しっぱなし」が問題の引き金なんです。盗み食いをさせてしまったのは飼い主さん側の落ち度、盗み食いをしてしまう犬が悪い犬ではありません。

美味しい匂いが近くでしていれば気になります。犬の目や手の届くところに貰っている自分のオヤツがあれば食べちゃいますよねっ!これを意識と心がけで防げるようにするものなんですよと話した上で、使わなくなったタンスを1ついただき犬用のクローゼットに変身させていただきました。

ホームセンターで安い木材と100キンショップの小物を使ってのDIYです。これ、今のところ新たな問題はなく評判が良いんです。トイレシーツ、お散歩グッズ、洋服、フードやおやつ、お薬、オモチャなどの小物、犬たちに関わる書類や資料、災害時の避難用グッズまで、犬たちのものを1箇所に全てまとめておけるように提案させてもらってから、家のなかでの生活がスムーズになり、高齢者のかたの物忘れに悩むこともなくなってきたそうで思わぬところで貢献ができたみたいで(笑)一安心しました!

犬も気持ちを示しやすくなったのか、遊びたい時はオモチャの引き出しの前に座るようになったなどの話も聞いていますが(笑)これからの2人の関係性と生活が楽しみです!

前置きが長くなりましたが、このあとに書く犬の話なのですが、不幸な事に盗み食いで美味しい味を覚えてしまいました。盗み食いをさせてしまうことについての意識が飼い主さんには足りなかったために、できたはずの予防策や改善をされませんでした。命を落としてしまうまで… それが「一大事」となることに気づかずにいたのです。
この飼い主さんと愛犬だけではなく、日常の人間のルール➕心がけ次第では防げることも、自分の判断次第では手遅れとなる可能性も含むことだと思い、とても心配になりました…。



7歳のRubyは、飼い主のケイトさんが外出中に台所からキシリトールを含む2つのチョコレートブラウニーを食べてしまいました。


記事には、Rubyがブラウニーを誤食して36時間後に体調を酷く崩したと書かれています。そして飼い主ケイトさんは、Rubyの命を救うために懸命な医療にかけて回復を願いましたが、Rubyは、病気になってから僅か8日後の(昨年10月)に死亡しました。と記されています。

チョコレートは犬に有害な食べ物として広く知られてもいますが、この甘味料の一種であるキシリトールも犬に有毒であり、肝不全を引き起こす可能性があります。



ここまで読んだときに思ったのは、飼い主さんはチョコレートやキシリトールによる犬への危険性を知らなかったのか、それ以前にブラウニーを食べたことに気づかずにいたのかという疑問と驚きを持ちました。が、この疑問はブログ最初に書いたことへ繋がるもので、読み進めていくうちに直ぐに納得に変わるものでした。


あくまで飼い主さんのケイトさんは、自身の健康を気遣って砂糖の摂取量を減らすために甘味料キシリトールで作ったブラウニーを使ったにすぎないのです。ただ、犬と暮らす上で重要な物の管理が緩かったこと、これくらいならと許してしまっていた気持ち、犬と私たちの違いなどの知識と意識が甘かったことが結果的に大きな不幸を招いてしまったのだと思いました。

そしてこの記事の大きな目的は「啓発」に生かすことなのです。ケイトさんが自身と愛犬の身に起きた悲劇を多くの飼い主の方々と分かち合うことが、私たちにとって(犬)の危険性に対する意識を高めることを願って話されている記事です。ここを読んだときに普段よく目にする犬や猫たちのニュース記事との違いに気づきました。

迷子犬たちの辛い訃報の際にも今までも書かせていただいてきましたが、死は生を示すものだと思います。飼い主さんが抱える後悔と尽きることのない反省と深い悲しみの訃報に感じる思いや考えは、その悲しみを思いやるだけでなく、「死を無駄にしない」という私たちにとっては予防や対策に努力できることがあるという考えが私の啓発のひとつにあるものです。

逆に嬉しい朗報のなかにも「良かった」だけ終わらせることのないように、大切なものを大切にすることができるように学ぶことができるものがあります。訃報も私たちに啓発として伝え広めることで生かすことができる、最後の飼い主の愛情、愛護の考え。これを私は大切に繋ぎたいと思っているので、皆様にも伝え届け広め繋ぎあえたらなぁと思いました。



ケイトさんは皆様に話しています

自分が食べている砂糖の量を減らすためにキシリトールでブラウニーを作っただけです。と説明しています。しかし、外出している間に、Rubyは台所の側からコンテナに入って食べてしまいましたと。

さらに彼女は話を続けました。
Rubyは最初は元気そうでした、そして数日後になって彼女が激しく病気になり始めたので獣医に連れて行ったそうです。

自然の甘味料を食べることが犬にとってどれほど深刻であるか私には分かりませんでした。

もちろん、チョコレートは大量に食べると有害であり、常に気をつけて遠ざけておくべきものです。


ケイトさんは、Rubyが過去にブラウニーを盗み食べたことがあると言います。

以前にも食べたことを認識していて、それが悲劇を招くものだと思っていなかったケイトさんは、直ぐにRubyを動物病院へ連れて行くことをしないまま、命に関わる深刻な病気になることに気づかず、手遅れとなる結果に至ってしまいました。

Rubyの獣医は少量のチョコレートは犬の(Ruby)のサイズにはそれほど重篤な有害ではないと述べたそうです。


実際に体調を崩して激しく苦しみ始めるまで、ケイトさんはRubyについてあまり心配していなかったと言います。

しかしRubyは激しく病気になり始めたので、獣医の診察を受ける為に急行し、中毒症状のための治療し始めました。

Rubyの状態が悪化し始めたので、ロンドンの王立獣医学院に連れて行かれましたが、残念ながら肝不全と疑われる脳卒中で死んでしまいました。


Rubyの死後、獣医がキシリトールを摂取したかどうかを尋ねたそうです。

ケイトがRubyの健康状態の悪化がブラウニーに関連していることに気づいたのは、この時だっそうです。当初ケイトさんは、Rubyが公園で何かを誤って食べたのではないかと思っていたそうです。

以前にも食べたことのあるブラウニーが原因だと思わなかったのでしょう。

さらに、キシリトールが犬に有害であるとは全く考えていなかったケイトさんので、獣医さんがケイトさんに尋ねた時にRubyには遅すぎることがわかったそうです。

彼女ケイトさんは言いました。
私たちはRubyを救うために全力を尽くしました。彼女はとても愛されていたので、私たち全員が心から恋しく思っています。

他の犬の飼い主に、犬のキシリトールの危険性を読み、偶然にそれを消費した場合はペットを獣医に連れて行くことを強く勧めます。

キシリトールが犬に対する危険性についての意識を高めることで、他の犬がRubyを通過したことを回避できるようにしたいと語っています。

あなたのペットが中毒になったのではないかと思ったら、直ぐに獣医師の診察を受けてください。



獣医師の診察を受けてください…

ケイトさんは、できるだけ多くの方にRubyの身に起きてしまった悲劇を知っていただき、皆様と皆様の愛犬たちに起きないように、守ってあげて欲しい思いから「犬にキシリトールは危険」「このような事故が再び起きないように」と注意を促されています。とても重要なことと思います。ですが、それだけではなく、皆様には本当に必要なのは何だったのかを読み解く必要性も感じてほしいなぁという感じをうけました。

以前にチョコレートが入っているブラウニーを食べてしまった時、見た目の症状や容態に関わらず、直ぐに獣医師の診察を受けていれば、盗み食いをさせないような管理の改善も出来ていたかもしれません。持っていなかった食べ物や中毒などの知識も得ることができて、最愛の家族であるRubyの命を守ることも出来たかもしれないのですから…。

ケイトさんとRubyには過去形となってしまうものですが、私たち飼い主には教訓にできるはずですよね。

キシリトールについての危険性を知らなかったという方がおられるようでしたら、今一度、犬たちの有害となる食べ物を調べるキッカケにしてもらえたら良いと思います。

そして、人間の食べ物を与えてしまう方々がおられるようなら必ず成分表記を見る癖づけしておくのは安全のためにも良いと思います。  

例えば、有害と言われるものや命に関わるものでも、犬のサイズや年齢などの個体差量により大事には至らないことも、一命を取り留めることができる場合もあるかもしれません。そして呆気なく命を落とす場合もあると思います。

私の思う結論としては、一般の私たち飼い主は「適切な判断」ができるだけの「十分な知識」を持っていないのです。それを判断することが危険を招くことでもあるという認識も持つべきだと思いました。


私なりの拙い翻訳によるものですので、足りない表現が多くあるかもしれませんが申し訳ありません。上に貼らせていただいた記事を読んでみてください。



犬の食事…

犬にとって食事は一生の中で大きなウェートを占めると思いますが、楽しく食事をできることにも工夫したりします。私たちに置き換えても言えることですが、「出来たよ、食べて!」ポンと食事を置かれるだけより、話しかけてコミュニケーションをとり、食べてる彼らの方が楽しそうに食べているし、食べ終わると報告に来てくれたり(笑)互いにとって嬉しい気持ちを感じることもできるんですよねっ。

どんな日常の些細なことも作業にならないように愛情をもって犬に接してあげるほうが、幸せに繋がる秘訣なのかなぁと思ったりもします。

昔は手作りの食事にも努力した頃がありましたが今はしません。余程のことがない限り、私は犬たちには犬たちにあった専用のフードを与え、それ以外は極力あたえることをしません。彼らにとって過剰な味付けのされた人間の食べ物を食べさせるのは危険というよりも、危険がはらむものだと考えています。

彼らのためを考えられたバランスのとれたフードがあるなら、健康を願う家族としては何より有難いものですもんねっ!そのかわりと言ってはなんですが、フードは、それぞれの良さを考えて3種類ほどを使い分けています。

キシリトールから話は逸れますが、たまにSNSで見かける畑で採れたての野菜を丸ごとバリボリ食べてる写真の投稿を見かけると残留農薬などのことを気にしてるのかなぁと気がかりです。

私も年齢を重ね体調などの変化を感じことが増えてきました。「健康が一番」健康であればと思うようになったまだここ数年のことなのですが、胃瘻手術をうけて介護を受けて生活を送る父を見ていても寝たきりとなってしまっては、後悔さえも無力なのだと本当に思うんですよ…。

ケイトさんとRubyの思いを引き継ぎ、皆様と皆様のご家族、愛犬たちの健康を願っています。
Lovely days  CHIKA'S MIND TRIP

(情報を把握すること。今回のような考えるキッカケになる情報は過剰な不安や心配を煽るような拡散のしかたをしない様に心がけたいと思っていますので、最後に付け加えさせて下さい。)


WONDERFUL LIFE - DOJINBARの女将

Walking with you, Wonderful life 君と一緒、だから、素晴らしい人生 イベントも特別なことは何もいらない。 ただ一緒にいることだと教えてくれる。 動物と暮らし生きることは、この上なく素晴らしい贈り物だ。

0コメント

  • 1000 / 1000